白馬・自然園へバックカントリー・テレマークスキー。
ここはゲレンデではない。移動距離はわずか数百メートル、それででも山の世界を味わえる。白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山を奥に目の前の白馬乗鞍岳のすぐ脇をありんこのように子供達がトレースをつけていく。このスケールを言葉で表現するのは難しい。
だから子ども達には、自分の目にしっかり焼け付けてほしいと思う。
風の音を久しぶりに聞いた。
南の風に春を感じながら、大きな雪のテーブルでお弁当を食べた。
岳樺、大シラビソ、雷鳥・・・2,000m級の山々・・・3mを超す雪。
風の音以外何もない、白と緑と青のシンプルな世界にスキーで遊びに来ている贅沢感。
汗をかいて、鼻水流して、心臓をドキドキ、息をハアハアさせて自分の足で歩き、登るからこそ達成感を味わえる。命を感じる。そしてそこにスキーがあるからヒヤヒヤしたりワクワクする。
今回は、全員シールをつけたから登りもスムーズだ。
帰りは栂池のゴンドラ乗り場まで一気に滑り降りた。
朝8:00から滑り始めたが、雨も降り始め、雨足も強まって行く。
雨のおかげで雪が固くよく滑るから、びしょ濡れでも楽しい。
さと子をダマして急斜面に連れて行ったら、お尻で滑って「止まらない〜!」
なにかと大変な中学生活を送っているコウタ、すこしはリフレッシュできたかな?
もし息詰ったら、あの山の景色とテレマークのヒヤヒヤと爽快感を思い出してくれ!
また行こうね。次はもっと上まで!