天気が悪い事はわかっていた。でも魚が獲れない、夜は雨風と戦い、2日目は海にも入れない・・・雨でも海に入りたがっていた子供達にもっと海に入れてあげたかった!個人的には1匹も獲物をゲットできなかったのが悔しい!
それでも子供達は心を解放し、マックスに大島キャンプを楽しんでいました!
テントが張り終わるや否や、子供達は待ちきれずに着替えて雨の中ではしゃぎ始めた。
せいぜい海に入っても1時間が限界だろうと思っていたら、激しい雨の中2時間以上海から上がってこなかった。
子供達が上がった後、獲物をあきらめきれずに海に潜っていると、少し大きめのサメがコバンザメ付きでいた。ああサメだと思う程度だったが、小さいサメがたくさんいるのが気になった。すると前から1mくらいの鼻と背びれと尾びれが三角のサメの姿が見えた。ちょっと怖くなって戻ろうとすると、同じくらいのサイズの同じ形のサメがもう一匹いた。おそらく何もしてこないだろうし、そこまで大きくないので大丈夫とは思ったが、もっと大きいのが後ろから迫って来たら・・・と思ったら、それ以上、海に入る気はしなくなった。
子供達にもみせたかったな!?
夕食はカレー。
魚は獲れなかったけど、子供達がみんな頑張ってカニを獲ったので今日のカレーはカニのエキスたっぷりのシーフードカレー。
トモロウのカレーには大きなカニがトッピング!
通常飯盒は子ども一人当たり0.7合と言われるがこの日は21人で20合炊いて、何も残らなかった!
凄い食欲。
ちょうど来る時もフェリーの中で、子ども達の前のおばあさんから、「うるさいからしずかにしなさい!」って怒られた。
大きな声を思い切りだしても怒られない、どんなにふざけても注意されない、そんな開放的な空間が子ども達にはぜったい必要と思う。
ご飯を食べ終わったあった後、暗くなってもずっとみんなで走り回っていた。
思い返せば、自分の子ども時代も、毎日真っ暗になるまで友達と走り回って遊んでいた。いつの時代も子どもは変わらない、変わっているのはむしろ子どもを取り囲む環境だ。
夜の写真はない。
写真がないということはそれだけ大変だったということ。
1時過ぎに雨がパラパラ、少し風が吹き始めたと思うと、あっと言う間に雨風が強くなって来た。外で寝ていて風で息が苦しくなるほどだ。
降るだろうなとは予想していたが、ここまで風が強くなるとあ思っていなかった。
今回キャンプをした”トウシキ”というキャンプ場は大島の南の先端にあり、太平洋からモロに風が吹き付ける。
逃げる場所はどこにもない、そんな場所だ。
まず、外で寝ていたジェイジェイとミナキを避難させる為に予備テントを張り、意識の無い彼らを運び込んだ。
次にトモロウ達のワンポールテントが風で煽られ、雨が吹き込み子供達が騒ぎだしたので、張り綱を張り直して、濡れないポジションにみんなを寝かせた。
次に1年生コンビのヒロトとヒナタとバディの”杉ちゃん”が寝ているテントが風で半分めくれ上がっていたので、自分が重しとなって、テントを押さえた。
少し目を閉じると、外が薄暗くなり始め、間もなくすると子供達が何も無かったのように起きだして、外で元気にはしゃぎ始めた。
2日目は、海が荒れていて入れなかった。それでも子ども達は海に入りたがったので、カニ獲りをした。結局、みんな全身びしょ濡れに。
そのまま温泉&プールに行って、船に乗るギリギリまで遊び尽くした。
昨日ここ(熱海)を出発したとは思えない、そんな充実感に包まれた子ども達。
ちょっぴり消化不良、だけど子供達は十分に遊び尽くしました。
海はまた来年楽しもう!