大島キャンプ
いつもは6月だが、今回は都合で9月になった。9月の方が海は温かいし魚もおいしい!?
ちょうど台風17号と18号を交わす感じで晴れはしたが、海はうねり風があった。溶岩に囲まれたいつもの場所はかろうじて波から守られ、水質も上々だった。
子ども達は、岩からのダイブ、サップ、スノーケリングと思い思いに海を楽しんだ。
今回は、何回も来ている子と初めて来た子が混在した。初めてきた子のほとんどは低学年で、キャンプも、海もスノーケリングもほとんど初めてな感じ。今の6年生達が低学年だった頃を思い出した。今はみんな大きく、たくましくなったけど、数年前は、今の目の前にいる低学年と同じように手がかかったんだなあと懐かしさ半分、また一からだという気持ち半分で、はやく海に入りたい気持ちを抑えて子ども達の監視をした。いつもなら直ぐに入れるのに、さすがに初めての小さい子を放って遊ぶわけにはいかなかった。
みんなが海から上がったのを見計らって、海に入った。一週間積もりに積もった鬱憤を晴らすときがやっと来た。いつもは、ここには獲物はいないはずなのに、いいサイズの魚の姿を見かけた。岩陰に潜むブダイの白い口が脳裏に焼きつく。一匹主みたいな大きなブダイの魚影が悠々と岩の陰に入っていったが、それは狙い損ねた。
ブダイ3匹とタカノハダイ1匹。まあまあか。裁くのも骨が折れる。面倒くさいが全部三枚に降ろして刺身にした。ちょうどベッコウのタレが余っていたので、全部ヅケにした。白身に島トウガラシの辛味がなんとも言えない。気がつけばアッという間に無くなった。子どもってこんなにサシミすきだったっけ!?
まあみんな喜んで食べてくれてよかった。何より、獲ったモノをその場で裁いて食し、それが旨いと舌打ちする経験を現実にできることが幸せだし、それを実現できるのが大島の醍醐味だ。
夜は満点の星空だった。その星空の下で寝るのも恒例だ。
次の日もぎりぎりまで海で遊んだ。
みんな、遊びつくして完全燃焼しながら、フル充電された1泊2日だった。